フラワースタンドイラスト担当のカリンの話 〜Music Rainbow 05〜
2018年 12月27日に行われたMusic Rainbow 05 にて
青Pさん(@hinamomosail )主催の麻倉ももさん宛てのフラスタのイラストを担当させていただきましたカリンです。
【本企画ツイプラ】⇨https://twipla.jp/events/346630
最初に企画にご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
おかげさまで、1stライブフラスタの反響もあり、そこでいただいたパワーで張り切って作業に集中することができました。
今回のテーマは、『くだもも辞典』ということで、麻倉さんへの1年間の感謝を込めて 2018年12月現在までのくだももちゃんたち総勢17人+1人を描かせていただきました。
思っていた以上にボリューミーなフラワースタンドで、嬉しい誤算で 床の赤も相まって自然とクリスマスを連想させるような季節色のあるものとなりました。
たくさんいるくだももちゃんの中から、あなたのトクベツいちばんなくだももちゃんと出会えていたら幸いです。
【はじめに】
さて 今回のブログでは、前回同様フラスタの未公開のラフの紹介、完成原稿へ至るまでのイラスト担当サイドのちょっとしたお話をするという趣旨のものです。
(前回ブログ⇨http://hikarinn0915.hatenablog.com/entry/2018/11/10/212319)
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
【1.事の発端】
MRにフラスタを出すのが決まった10月中旬。
当の私は、まだ麻倉ももさん1stライブ宛てのイラスト原稿に取り掛かっている頃でした。
1stライブのフラスタイラストについての最終打ち合わせを青Pさんとお電話でしていた時に「そういえばMRはフラスタどうする?」というお話になりました。
その時点で、私情により12月上旬までバタバタと忙しい日が続くことがその段階で分かりきっていたので とても悩みました。
しかし、1stライブのフラスタの案出しをした時にやむなく没になってしまったどうしてもどうしても描きたいものがあったので、青Pさんにわがままを言って忙しくなることを了承していただいた上でお受けすることにしたのです。
その案というのが、正に今回のテーマの『くだもも辞典』なのです。
【2.くだもも辞典】
『くだもも辞典』とは
現在声優アニメディアにて連載されている麻倉ももさんの記事。 毎回麻倉さんがテーマの果物のイメージの髪型やお洋服に身を包み、その果物と結びつけた自分のエピソードを語るというものである。
くだもも辞典の良いなと思うところは、普段の麻倉さんのイメージにとらわれず、今月は思いっきりガーリーかと思うと、その次の号はかっこよくスタイリッシュに決めてきたりと…文字通りカラフルな麻倉さんを見ることができるところだと思っています。
また 連載でお召しになられているお洋服は毎度凝っていて、自身の洋服好きもこうじて、いつか全部のくだももちゃんたちを描いてみたいなぁなんて ぽわんっと考えていました。
そこで、1stライブフラスタの案だしの際に “くだももパフェ”を提案したのです。
くだももでは、いろんな系統の麻倉さんがいるからこそ、その中でその人トクベツいちばんなくだももが個々にあって…
その1つ1つのくだももちゃんたちの要素が集まればパーフェクト(=パフェ)な麻倉ももさんになるという想いをこめた、私なりのアイディアでした。
MRでは、この案を元にラフへと移っていくことになったのです。
【3.フラスタができるまで】
今回はくだももと、青Pさんの好きな歌詞である『God job!』の「アイスクリームどんな味?」という部分をミックスして
カフェで、くだももスイーツについて 「どんな味だろう?」と想像しながら待っているももちゃんというイメージでラフへと進んでいきました。
《初回ラフ》
この段階では、机の上に2つパフェが並び「どっちのパフェから食べよう?」と迷っている様子を描いていました。
《第2ラフ》
お花を『God job!』MV内でももちゃんが食べていたソフトクリームをイメージしたものに変更。頭の上にくだももスイーツを思い浮かべるという構図へ。
《最終ラフ》
机に身を乗り出しながら、「もう待ちきれない!」と言わんばかりの想像している表情が出せるように変更。
《完成原稿》
中央ももちゃんの目の開け閉じのどちらを採用するかは青Pさんにおまかせしていたのですが、最後の最後まで迷ってくださっておりました。
また今回の参加者パネルは、メニューリストをモチーフにし、今回も世界観に溶け込むようデザインさせていただきました。
《パネル作業》
今回もカリンによるお手製パネルです。
縁取りを白以外の色のに変えてみたりと遊び心も加えてみました。
《完成フラスタ 》
今回は大好きなものを好きなだけ描くことができて、きっとこういった形でないと全てのくだももちゃんを描き切ることができなかったと思うので、大好きを思いっきり表現できてよかったです。
ここで、今回も前回に引き続きお花の主な色がピンク以外の色で「ピンクのお花は出さないの?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれないので、色のことについて少しお話しさせてください。
いつだったか青Pさんから「TrySailの中での麻倉ももはピンク。でも、ももちゃんの好きな色はピンクじゃなくて、水色だよね。別にソロの活動ではピンクというイメージカラーにとらわれる必要は一切ないと思っている。」というお話を聞いたことがあります。
私は当時はももちゃんといえばピンク!というイメージが強かったことと、自分が寒色の色使いが上手ではないことがあり不安ではありましたが、今ではピンクじゃなくてもめいいっぱいかわいいももちゃんを描けるのが新鮮で楽しいです。
そして、フラスタ絵については前回はPMPジャケ写、今回はGodjobMVとたまたま衣装が青系だったのでそれに準じた色使いになりました。
ですので もちろんコンセプトによってはピンクも大好きなので描きますが、今後もピンクだけじゃない いろんな色のカラフルなももちゃんを描いていけたらと思っています。
さて、今回は私がMRに行けておらず、直接見ることは叶わなかったのですが…
ツイッター等で画像や動画等を送ってくださり、現場の雰囲気を味わうことができております。
もし会場にてフラスタのお写真を撮った方がいらっしゃいましたら、私の方に送ってくださるととても嬉しいです。
【4,さいごに〜感謝のことば〜】
お花屋さんのエリ花工房さん。
今回も想像をはるかに超えてくるステキなお花選びと、数が多いのにも関わらずセンスの光るパネルのセッティングをどうもありがとうございました。
また、今回は私の不手際で、SDのパネルをお送りするのが遅くなって大変ご迷惑おかけいたしました。
メールでのお優しいの言葉の数々がとても身にしみました。
私にお声をかけてくださった主催の青Pさん。
今回も私のやりたいことを1つ残らず叶えてくださって、作業に遅れが出た時も「カリンちゃんの好きなように最後まで描いて欲しい」と終始見守ってくださいました。
まさか自分でも、当初はくだももを全員描くとは思っていなかったので、今回完全にキャパオーバーになってしまったのに、私が納得のいくまで描かせてくれてありがとうございました。
でも 毎回の企画で、つまづいたら課題を見つけて…それを改善していける協力関係で成り立つ今の環境はとても理想的だなと思っています。
2人だからこそ作れるフラスタ、 これからもどうぞよろしくお願いします。
フラスタ企画にご参加くださった方々。
たくさんの皆様のお力添えのおかげで、素敵なフラスタになりました。感謝の一言に尽きます。
みなさんがご支援くださった分、イラストできちんとお返しができたでしょうか?
もしも「参加してよかった」「次があればぜひ参加したい」と思っていてくだされば、これ以上のことはありません。
また当日フラスタを見てくださった方々。
今回はMRという場所のため麻倉ももさん推し以外のたくさんの方にも見ていただけたようで、見たよって報告や感想をお聞きする度に幸せのかけらが心にたくさん貯まりました。
こうしたみなさんのお言葉がいつも私のパワーになっています。
もっともっと可愛い絵が描けるようにがんばりますので、見ていてくださいね。
そして、ご主演された麻倉ももさん。
お手紙で、毎回欠かさずくだもも辞典の感想を書き連ねている私の「くだもも辞典が、そして麻倉ももさんが好き」という気持ちが絵に出ていたら 嬉しいです。
今年も1年おつかれさまでした。
今年はたくさん関西にも来ていただいたおかげで、去年よりも3倍もの数のイベントに参加することができました。
ももちゃんのおかげで、私の日々の生活の幸せの色が1つ増えました。
来年も再来年もその先もずっと、その色は鮮やかにきらめくことでしょう。
これからも私にできる形で応援させてください。
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
さて、最後まで読んでくださってありがとうございます…今回のお話はこれでおしまい。
それでは、良いお年を(o・ᵕ・o)
おしまい
フラワースタンドイラスト担当のカリンの話〜LAWSON presents 麻倉もも Fantastic Live 2018 “Peachy!“〜
11月10日、11日に行われたLAWSON presents 麻倉もも Fantastic Live 2018 “Peachy!“ にて
青Pさん(@hinamomosail )主催のフラスタのイラストを担当させていただきましたカリンです。
【本企画ツイプラ】⇨ https://twipla.jp/events/334978
最初にフラスタ企画にご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
想像よりはるかに多くの方にご参加いただけたおかげで実現できたことがたくさんあります。感謝してもしきれません。
また、「お祝い花は当日のお楽しみにしたい」という青Pさんたってのご希望で、ラフ画を一切公開していなかったので
ちゃんとやってる?どうなっているんだろう?とお思いの方もいらしたことでしょう。
当日初めて見て 一人ひとりカラフルな想いを抱いて、ぽかぽかな気持ちのままおうちまで帰ってくださっていたら幸いです。
【はじめに】
さて 今回のブログでは、フラスタの未公開のラフの紹介、完成原稿へ至るまでのイラスト担当サイドのちょっとしたお話をするという趣旨のものです。
【企画者青Pさんサイドのブログはこちら】
⇨
麻倉ももFantasic LIVE2018 Peachy!にフラワースタンドを贈ったお話ー https://ameblo.jp/hinamomosail/entry-12418635137.html
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
【1.事の発端】
私が初めて青Pさんからフラスタイラストのご依頼を頂いたのは、麻倉ももさん4thシングル 『パンプキン・ミート・パイ 』が発売する頃でした。
依頼というよりは、「”いつか”ソロライブが行われるときはイラストをお願いしたい。」というもので、まだ1stライブ開催が告知されていない時のことだったのです。
ですので、お互いにまさかこんなに早く その”いつか”が来るとは思いもしておらず、思い返せば9月はバタバタでした。
麻倉ももさんの1stライブが決まったその日、8月25日の私は、初音ミクちゃんのマジカルミライ2018大阪に参加していて
ライブ後の興奮冷めない中、夜更かししていたのでリアルタイムで麻倉さんのソロライブと1stアルバムの告知を目にすることになるのです。
あまりの衝撃に、その時の青PさんからのDMメッセージが「決まっちゃった(笑)」だったことを印象強く覚えています。
それからというもの、青Pさんとメッセや通話等でフラスタについてのやりとりを繰り返す中 今回のフラワースタンドへと形作られたいった訳です。
【2.フラスタができるまで】
コンセプトは、青Pさんの中で最初からブレず強く固く決まっており
『ハピネスピースの空へと、みんなに手を差し伸べる麻倉ももさん』というものでした。
1stライブとしての集大成の花というよりは
この1stライブと1stアルバムから始まっていく、麻倉ももさんと僕たちファンの物語のプロローグとして、僕がイメージするこれからの麻倉ももさんを表現できればと思っています。
フラワースタンドを見て、これからライブに足を運ぶ皆様が、ライブ前にワクワクするように。
そしてライブ後に見た時にこれからも麻倉ももさんのライブに足を運びたくなるような、そんな花になれば幸いです。(ツイプラより抜粋)
「こっちだよ。」「みんな、おいで。」そんなセリフの無垢なももちゃんを思い浮かべながら…
誰1人として残さず離さず、ももちゃんの思い浮かべるカラフルな未来へとみんなを連れて行ってくれるような包容力を表現できるようイラストサイドでは努めました。
《初回ラフ原案》
この段階では、全身のPMP衣装とTrySail2ndソロ衣装のどちらかで案を練っていました。
《最終ラフ》
私の「お花のチュールのスカートをはかせたい!」という願望を、青Pさんが快く受けてくださって、初回A案のブラッシュアップと織り交ぜて最終ラフ決定に至りました。
《完成原稿》
宛名パネルについては、Run for you の紙飛行機に参加者リストの手紙という形で一体にしました。
《パネル作業》
カリンが想いを込めながら貼り切りしましたので、細かい部分はご愛嬌ということで。
《完成フラスタ》
お花の色についても青Pさんとお花やさんの方で相談されていて、
淡いピンクと水色の貴重なお花を使用されていたり、スカートのチュール部分は細部まで凝られていたり…
当日実際にお花とパネルが合わさって、フラワースタンドになっているのを 目の前で見ると、 少しクラっとして「今日生きて帰れる?」ってなるくらいには嬉しさで胸がいっぱいで
麻倉ももさんの門出に花を添えられていたのなら、それだけで私の今年の幸せMVP掴んじゃうんじゃない?ってくらい アツアツの解けない魔法にかけられたキラキラした感情が満ち溢れました。
【3.さいごに〜感謝のことば〜】
お花屋さんのエリ花工房さん。
宛名パネルをどうするかなかなか決まらずお手数おかけしたのにも関わらず、いつもあたたかいお言葉が添えられたメールに励まされました。
素敵なお花選びとパネル、チュールとの兼ね合いのセッティング、どうもありがとうございました。
私にお声をかけてくださった主催の青Pさん。
初めてのことで、右も左も分からない私に最後まで自由にのびのび描かせていただいたおかげで、自分の思うめいいっぱいかわいいももちゃんを描くことができました。
お忙しいのに時間を作ってくださって、私の思いつきのようなアイディアや意見もポンポン拾いながら、2人で話し合いを重ねるからこそ作ることのできたフラスタでした。ありがとうございました。
フラスタ企画にご参加くださった皆様。
たくさんの皆様からのお力添えがあったおかげで、素敵なフラスタになりました。感謝の一言に尽きます。
絶対後悔させないと今の私に出来る限りのかわいいももちゃんを描いたので、みなさんが「参加してよかった」と思っていてくださっていれば、これ以上のことはありません。
また当日フラスタを見てくださった方々。
たくさんの方にフラスタを見ていただけてようで、ラッキーもハッピーも分かち合えるような 見たよって報告や感想等とても嬉しいです。
麻倉さんに、スタッフさんに、そしてファンの皆さんに見てもらってこそのお祝い花だと思っているので、たくさんの人の笑顔に囲まれたフラスタがお花として幸せならいいなぁと思います。
そして、1stソロライブをしてくださった麻倉ももさん。
今までのありがとうを、倍返しにするつもりで絵を描きました。
2014年の11月26日、ハニワの2ndアルバムで『今好きになる』を聴いたあの日から、ずっと今の今まで好きでいさせてくれてありがとう。
これまでのたくさんのありがとうを本当にありがとう。
これからも、ももちゃんがありがとうって言ってくれる以上に ありがとうを私にできる形で返させてください。
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
さて、長くなってしまいましたが…ここで、次回予告!
12月27日からのMusic Rainbow 05にて、麻倉ももさん宛の青Pさん主催フラワースタンドイラストを担当させていただくことになりました✨
【MRフラスタのツイプラURL】⇨ https://t.co/UCpkPetgTc?amp=1
今回の企画から引き続きの方も、今回のフラスタでご興味を持ってくださった方もぜひお力添えくだされば嬉しいです!
次回は声アニ連載のくだもも辞典がテーマとなっております🍑
ではまた、MR05フラスタで!
おしまい
カリンの考えるパンプキン・ミート・パイの甘さとしょっぱさ。
ぱっぱっ
パンプキンミートパイ 発売おめでとうございます (●・∇・●)ゞ
最近、そのうちパンプキンミートパイ作ってレシピ公開とかしたいな〜とぽわんと考えていたわけなのですが…
料理部の先生と相談しつつ、そうなると私なら ミート感が強い方で作るかなぁとか、ぐるぐるしていた近状です。
公式MV⇨ https://youtu.be/VNlHDHljd0s
さて 今回のブログは、雑誌等で幾度となく問いかけられている
”パンプキンミートパイは甘いのか?しょっぱいのか?”
というテーマについて、MV視聴後に個人的にどう感じたのか考えてみるという趣旨のものです。
【ご注意】
全部妄言。
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
《プロローグ》灰かぶり姫と勝気なプリンセス
“むかしむかしあるところに、1人の女の子がおりました。シンデレラと呼ばれています。
シンデレラというのは、「灰かぶり」という意味のあだ名。
どうしてその「灰かぶり」が世界中の女の子の憧れのプリンセスになれたのでしょうかー…。”
(『シンデレラ』角川つばさ文庫より抜粋)
今回の表題曲は、カボチャの馬車、ガラスの靴、サックスとホワイトのジャケ写衣装…と、童話『シンデレラ』を彷彿とさせるシングルタイトルである。
皆さんは、童話シンデレラのお話をご存知だろうか。
継母と3人の姉にいじめられ、お城での舞踏会にも参加できずにいたシンデレラの元に魔法使いが現れます。
かぼちゃは馬車に変わり、ドレスとガラスの靴も魔法でお手の物。
しかし、一つだけ守らなければいけない約束が…。
それは、「0時を過ぎると魔法が解けてしまう」ということでした。
この後 シンデレラは舞踏会で王子様に出会い、約束の時間が過ぎる間際に一目散に帰路につきますが、その時にガラスの靴を落としてしまいます。
シンデレラのことを忘れられない王子様は、ガラスの靴を手掛かりにシンデレラを探し出し、やがて2人は結婚して、いつまでも仲良く暮らしましたとさ,という物語だ。
しかし、初めて曲を聴いた時の麻倉さん演じるこの曲の中の女の子の私のイメージは
「カボチャの馬車に乗って迎えにゆくの」と自分から向かって行く力強さと行動力に加え…
あろうことか「ガラスの靴なんていいの」と言ってしまえるほど自信に満ち溢れ、被った灰を自身の力で払いのけていってしまうような子で…
そんな 人から与えられるチャンスを待っているシンデレラとはかけ離れた、勝気なプリンセスのイメージであった。
そう、2番のMVを見るまでは。
《一章》初めてのデートに張り切る女の子
2番のMV、ジャケ写衣装のももちゃんの耳に注目してもらいたい。
そこには、全体像は掴めずともチラチラと髪の間から見え隠れするピアス(もしくはイヤリング)。
そう彼女はおろした髪で耳が隠れてしまうハーフアップでありながら、ピアスを付けているのだ。
「あーあ、こんな細かいところまで気を配っておしゃれしてるのに、デート相手の男性にはピアスの存在を気がついてもらえないんだろうな。
でもそこが最高にリアルで女の子らしいなぁ。」
それが見た瞬間の率直な感想だった。
そして、一度 そう思うと
あんなに自分からリードしている勝気なももちゃんが
「おしゃれしたの、気づいてくれるかな…?」
なんて淡い希望を抱きながら、鏡の前に立ち、めいいっぱい見えないところまでおしゃれして、初デートに臨む姿を思い浮かべると愛らしくて、愛らしくて…
この曲はもしかすると、表面上は強気な歌詞でありながらも、曲中の女の子はオシャレという名の”魔法”で背伸びしているだけで
その実、裏では恋に揺れる1人の普通の女の子なのではないか…
そうとなると、強がりな女の子のウラハラな恋模様が
「初めてのデート張り切っちゃった」という歌詞に全て集約されている気がしてならなくなった。
《二章》パンプキンミートパイ の塩味をさがせ!
ツイッターで自分のTLを見る限り パンプキンミートパイ に対して多くの人が”甘い”部分の感想を述べている。
そこで、ただ甘々なだけで片付けられるのならば
スイート・パンプキン・パイで良かったのでは???
いや そうじゃないから、そうじゃない。
甘い?しょっぱい?そんな狭間を楽しむことこそがこの曲の醍醐味で、それこそ この曲が パンプキンミートパイ である所以なのではないのだろうか。
そうすると、パンプキンミートパイ の塩味はどこだ?
通常であればデートに挑む前の女の子というイメージを浮かべるだろう。
初デートということで、完全に決着がついているわけではないので
「まだ甘くはない…これから甘くなるから、まだ塩っぽさが残る」とも考えられるだろう。
しかし、ここであえて
カリン個人の趣味趣向、妄想が入りすぎた、アッタライイナアサクラセイヤク/な こんなPMPの見方はどうだろう。
「PMPは初めてのデートで張り切りすぎて失敗してしまった女の子の歌」
《三章》 パイの中の混ざり合う甘さとしょっぱさ
張り切っておしゃれして
張り切って強気な自分を演じて
そんな張り切りは、無慈悲にもから回った。
そして、傷心の彼女はあのアメリカンダイナーへと立ち寄ることとなるー…
そう考えるのなら
お店の中から様々な恋模様を見てきたウェイトレスももちゃんが、彼女に歩み寄り 差し出したコーヒは、一体どんな味がしたのだろう。
ブラックで苦いなぁ
ウェイトレスちゃんが機転を利かせて、ミルクやお砂糖を入れてくれていて甘いなぁ
涙と混じってしょっぱいなぁ
どれを取っても、あの一杯のコーヒーでどれだけ彼女が救われたのだろう。
MV中には、学生がラブレターを渡したり、男性がプロポーズをしたりする恋のキューピッド役を担うウェイトレスももちゃんの仕事風景がうかがえる。
けれど、恋はいつ何時も甘い甘い結末ばかりではないのだ。
甘い時間もしょっぱい時間も見てきたそんなウェイトレスちゃんが
あのアメリカンダイナーでの全ての出会いと別れを混ぜ合って、一粒残さず愛情込めてこんがり焼き上げらたものこそ
パンプキンミートパイと考えるのも面白いと考えている。
このように、もしも ジャケ写ももちゃんの悲恋模様を描いたのが曲だと解釈するのであれば、一見甘いように見える曲だけではあまりにもしょっぱすぎる。
だから甘い動画が加わりMVになることで、お互いの甘さとしょっぱさを引き立て合い、パンプキンミートパイが本当の意味で成り立つというように考えることもできるだろう。
《エピローグ》受け手に委ねられたパイの味
本ブログでは、パンプキンミートパイは混ざり合った食べ物だからこそ、甘さもしょっぱさも感じることのできる複雑で繊細な味がするものではないかと考えている。
しかし、MVを見た上で
「甘いかしょっぱいか、どっちかと言うとどっちなの?」と白黒はっきりさせるように聞かれると
個人的にはしょっぱいパイの方の解釈をしてしまうので、これは十人十色なアンサーが出てくる余地のある、まだまだ深め甲斐のある問いなのだろう。
パンプキンミートパイは甘いか、しょっぱいか。
はてさて
受け手に委ねられた、あなただけのパイのお味はいかがでしょうか。
おしまい
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
🥧PMP関連で描いたイラストをpixivにてまとめました🥧よろしければ〜
【麻倉もも】「【麻倉もも】パンプキン・ミート・パイ PMPまとめ」イラスト/カリン* [pixiv]
《関連動画》
【手描き】もちょさんでピーチミートパイ【描いてみた】
曲:『ピーチミートパイ』feat.重音テト hario
動画を作るカリンの話《後編》
《第2章》2018年4月『スターターピストルが鳴り響く』
新学期、学校の1年間向き合う制作課題のテーマ決めを求められた際に今まで自分が作ってきたものの振り返りも兼ねて、その日帰ってすぐに久々にDSiの電源を入れた。
SDカードに保存していたメモは半永久的に視聴可能なのだが、5年前にメモを作った自分に、私はひどく泣かされることとなった。
そのメモというのが、うごメモのサービスの全てが終わってしまう前に投稿されたGUMIちゃんの『走れ』の動画だ。
(本家様⇨http://www.nicovideo.jp/watch/sm18279200 制作:カリン*,2013年)
ー『私の(うごメモを始めてからの)4年半にムダはありませんでした。』
ー『私はこれからも走りつづけます。』
どうしてこの子は、そんなことを断言出来てしまうほどに、こんなにもたくましいんだろう。
今の私は、私のうごメモを辞めてからの5年にムダはなかったと言えるだろうか。
誰も褒めてくれなくて、評価してもらえなくてボカロを描くのを辞めてしまった自分が確かにそこにいる。
『背負ったハンデがまるで不条理でも途中棄権も許されない
こんなインチキばかりのレースでも 走り続けることしか出来ない。』
どんな気持ちで5年前の私はこの曲を選んだのかな。
今の私は、びっくりだよ。
本当に大きくなっても泣き虫で申し訳ないけど、負けず嫌いなのも変わってないから。
5年前の私が目をキラキラさせて「すごいね!わたしもこんなの作ってみたい!」って言ってくれるような動画を作ることに決めて、また走り出した。
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
《第3章》2018年5月『私のハートの翼』
動画を作る。すぐ作る、今やる。一ヶ月以内に。
そう考えた時に、すぐさま浮かんだのが6月25日「麻倉ももさんの誕生日動画」だった。
この流れでボカロじゃないのか?!とお思いでしょう…
…6月26日がGIMI誕なのは重々承知です……。
私は、誕生日お祝いメモを作るのが元々好きであったし、誕生日=ゴールがあることで 迷わず真っ直ぐ筋道に沿って走る計画を練ることにした。
ところで、みなさんは麻倉ももさんという声優さんをご存知だろうか。
告白実行委員会の瀬戸口雛ちゃんやマギアレコードの環いろはちゃん、プリプリちぃちゃんの佐伯夕花ちゃんなどを演じていて、私が声優というジャンルにはまるきっかけになった女性である。
きっかけは、4年前に告白実行委員会のキャラクターソングアルバム『僕じゃダメですか?』で「今好きになる」聴いて、一発でこの人のことをもっと知りたいと思ったことだった。
私はもともとHoney Worksが好きでプロジェクト化する前から「初恋の絵本」を聴きこんでいた流れでのアルバム購入で、田舎なのに発売日に届くよう書店さんに手配してもらうほど楽しみにしていた。
その前段階では、声優さんには詳しくなく 麻倉もも=名前が可愛い人だなぁ。
それだけ、たったそれだけの印象だったはずだったのにも関わらず、「今好きになる」を聴いてすぐさまネットで麻倉さんについて調べ、ラジオをしていることを知り、活動を追うことになった。
その時、丁度私は病気を患っていて 一年間療養するかという話が出ていたほどに、ほとんど学校にも行けていなくて、年に2枚しかイラストを描けないほど活力のない日々を送っていた。
そんな暗闇から見上げた麻倉ももさんはキラキラしていて、ふわふわで幸せな気持ちになる内容のブログやトーク、それでいて芯のある歌声、女の子らしく愛でたくなる容姿と服装、天真爛漫な性格等々…
それらの全て一枚一枚の羽が翼となって 私の心はふわっと軽く浮き、その瞬間から光のほうへと進んでいけるような感覚になった。
そして、実際に療養することなく、今は元気そのもので学校に通うことができるぐらいには病状は回復することとなる。
こんな大げさに聞こえてしまうような表現しか出来ないのが悔やまれるが、絵をこうして描けるようになった今の私をかたちづくっている大事な思い出のひとつに、麻倉ももさんと出会ったことがしっかりと刻まれているのだ。
だからこそ、はじめてのペンタブ絵での動画は麻倉ももさんの『カラフル』を描くことにした。
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
《第4章》2018年6月『カラフル』
『カラフル』
動画制作期間:10日間
再生時間:25秒間
総イラスト枚数:586枚
使用ソフト:CLIP STUDIO、Audacity,Windowsムービーメーカー
【工程】
絵コンテ(アナログ)→ラフ(アナログ)→下書き・線画→色塗り→動画編集
驚いた方もいるだろう、今回は無理してAvitulや使用に慣れていないMacBookAirでの動画編集作業を行うことなくムービーメーカーで制作を行ったのだ。
これは、うごメモでの動かし方がパラパラマンガの要領だからこそできたことで、次からはきちんとしたソフトを使用すると思うし、おすすめはできない。
しかし、手元にあるものだけでもやろうと思えば可能であることが、今回のことで身をもって理解することが出来たのは大きな成果だろう。
制作をしている10日間は「つらいな」「やめたいな」と思いながらもうごメモをやっていたころの感覚が戻ってきていて、やっぱり自分の絵が動いているとき一番愛しい思えると切々と感じ、くりむにLINEで逐一進捗を報告しながら、作業をし二人で会話する時、確かにあの瞬間私たちはあの頃のこどものままで、死んだと思っていたうごメモという愛しいわたしの世界は今も違う形で息を吹き返していた。
少し話がそれるが、中学時代の吹奏楽部の顧問が
「『音楽』という言葉は『音が楽しい』って書くけど、やればやるほどそれは『音が苦(おん・が・く)』になっていく。
そして、その山を越えたらまた楽しくなったり苦しくなったりする。
これは音楽以外でもそうで、のめりこめばのめりこむほど、それの繰り返し。」
と言っていた。
また同じく、中学生時代の担任の趣味がマラソンで、
「走ってる時はつらくてやめたくて、こんなのやってられるか?僕は馬鹿なのか?って思う。
でもやっぱりそれでも走るし、ゴールしたら地球上で一番幸せってくらい幸福感に満たされる。それが僕の好きなこと。」
と言っていた。
当時は、週のほぼ全てのスケジュールを埋めていた複数の習い事を嫌なものから順番にやめていっていた頃だったので、なんでいやなことを自分からするんだ…この人たちはとんでもなくMなんだなって思っていた。
しかし、今ではその気持ちが分かるので、私が大変なMか、または 嫌いになりきれず続けられることこそが好きなことという真理なんだと思う。
そんなことを考えつつ、迎えた25日は夢のようにすぎていって。
25日が終わってしまうのが名残惜しくて、日付が変わるのを見届けてから深い眠りについた。
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
《最終章》『志を立てるのに遅すぎると言うことはない』
わたしは昔からやりたいことを後回しにして、やるべきことからする性格であった。
端から見れば、何の問題もない良い子なんだろう。
幼少期、お子様ランチで嫌いな食べ物から義務として先に食べて、最後にとっておいた大好きな唐揚げがお腹いっぱいで食べられず悔しい思いをしたわたし。
夏休みが始まる前から宿題をはじめ、まだ夏休みが始まって2日なのに「先に宿題を終わらせたいからポケモンの映画はまだ行かない」とかたくなに親に訴える真面目なわたし。
勉強が順調だったからこそ絵の勉強がしたいと言い出せず、病気になってやっと初めて親に本音を打ち明ける不器用なわたし。
先にペンタブで絵が描けるようにならないと、みっともなくて動画なんて作れないなんて考えてしまう強情なわたし。
そんな私にかける母からの言葉は決まって、こうだ。
『今、自分がしていることが 人生の最善の選択である。』
その母の口癖はよく言ったもので、この言葉のおかげで焦らずとも迷わずとも、後悔しそうになったときに自分の決めた道は間違っていないよ、と背中を押してくれている。
やりたいことを後回しにして、それをやり始めるのが どんなに遅くなったとしてもだ。
『志を立てるのに遅すぎると言うことはない』(スタンリー・ボールドウィン)
この言葉は、私の好きな言葉なのだが
私が幼稚園の時に2回目の大学進学をした母とか、大学8年通った後のニート生活から一転一家の大黒柱してる叔父さんとか、大学中退した後の方が好きなことやって明るくなった従兄とか、72歳で家出るって言い出して人生で初めての1人暮らし始める祖母とかを見ていると、遅すぎるなんてことはないんだとほっと安堵する。
全く新しいことでも始めてみたら、どこかで過去の自分と繋がっている。
その感覚を忘れずに着実に積み重ねていきたいなと常々感じるのだ。
だからこそ いつかまた、私が立ち止まった時のために 胸を張ってここで言っておこう。
私の9年半にムダはなかった。
これからも走り続けます。
ここまでが私がPCで動画を制作するまでにかかった9年半の間のお話でした。
ではまた来年も動画で会えたら、そのときに!
長らくのお付き合いありがとうございました。
pixivの方にカラフル動画のツイッターにアップしていない分のカットも含めたものをアップしています。
【麻倉もも】「カラフル 麻倉もも」イラスト/カリン* [pixiv]
動画を作るカリンの話《前編》
早いもので、麻倉ももさんのお誕生日から1ヵ月がたちましたね。
今年のお誕生日は『カラフル』のアニメーション動画を作ったのですが、ありがたいことに たくさんの人に動画を見ていただくことができました。
こんなに楽しい出会い、ありがとう!ホント!!
さて、そんなこんなで
先日ツイッターで「♯自分を作り上げたゲーム4選」というタグが盛り上がっているのを見たこともあり、私の動画作りの原点であるうごメモのことを交えながら
今回は、3年前からろくに更新していないブログを今頃になって引っ張り出してきて、ここまでに至った経緯や動画制作を経て、自身の気持ちを言語化していつでも思い出せるように大切にしまっておきたかったのが今回筆を執ることとなった発端です。
【はじめに】
このブログでは麻倉ももさんについて重点を置いて記述しているわけではなく、また動画作りのhowtoを記しているわけでもありません。
1人のしがない学生が動画作製をするまでくすぶっていた、これまでとこれからのおはなしになります。
(DSi版うごくメモ帳についての話が出てきますのでご注意。)
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
《序章》2013年5月末日『私のうごメモがしんだ』
「この話、5年前までさかのぼるん??」
…と、思った人も多いだろう。
私が動画制作をするうえで切り離せないのがこの衝撃的かつ終末がやってきたかのような絶望的な出来事なのである。
ところで このブログを見ている方々は、「うごくメモ帳」。通称「うごメモ」をご存知だろうか?
うごくメモ帳というのは、DSiにて無料で配信されていたアプリで、DSとタッチペンを駆使して絵を描き、パラパラマンガの要領で動かすことで下の動画のようなメモ(動画)が作れたのだ。
(本家様→http://nico.ms/sm10446457制作:カリン*、2012年)
このうごメモのすごいところは、そのメモを「うごめもはてな」というブラウザを通して全世界の人のメモを見ることが出来、自分もメモを投稿すれば多くの人に見てもらい評価し合ったり、コメントでコミュニケーションをとったり出来るツールであったのだ。
(実際にこれはうごメモで知り合ったネット友達の誕生日を祝う名目のもので、当たり前にみんな祝いメモを制作していた。)
察しのよい方とうごメモ民なら分かると思うが…
うごメモは2013年5月末日をもって、サイトごと抹消する形で全てのメモを消去しサービス終了をしたのだ。
今となっては、うごメモ然りこえ部然り、黒歴史を丸ごとネットの海から葬り去ってくれたことに関して運営様に感謝しかないんだけど、その時は泣くくらい悲しかった。
余談にはなるけど、実際お友達と一緒に泣いたと思う。
わたしとその友達は相当うごメモをやりこんでいて、学校から帰るとDSのポケモンソフトでボイチャしながら、延々DSiでうごメモをしたり、お泊まり会を開けば2人で合作メモを夜通しつくったりして遊んでいたような 『自家用車でしか移動は困難かつ遊ぶところがないから家!』な目も当てられない典型田舎キッズだった。
これはね キッズの戯言と思って聞いてほしいんだけど、初音ミクというコンテンツに出会ったのもうごメモという場所で
メモをアップしたら毎回人気ランキングに入ることが出来て、ネットで自分の描いたものに初めて評価をもらうことができたツールで、ネット内でお友達も出来て…絵を描くことも、ネットの人と関われるのも楽しくて楽しくて
テスト期間に入るたびマミーに「近くにあったらうごメモをやってしまうので、預かってほしい。」とDSiを囚われの姫にして、学年1位とるぞ!って士気を高めるくらいには、私にとっての世界はうごメモで、その世界が全てだった。
こんな怒涛の展開で、うごメモが幕を閉じても
それでも絵を描くことをやめられなかった私は、その年のお年玉でペンタブを買い、ツイッターを始めデジタル絵を始めることとなったわけなのです。
✂︎ーーーーーキリトリーーーーーー
《第一章》2013年~2017年『ペンタブが私を殺す』
DSi版うごメモがお亡くなりになった後、実は3DS版でリニューアルして遊べるようにもなったのだが、(現在はサービス終了している)、いろいろと諸事情によりただ1つだけメモを投稿した後は、私は2度と触ることはなかった。
そんなうごメモを失った私はここからペンタブを扱い始めるわけだが、今でこそまだ一応見られるようなイラストを描くが、デジタル絵に慣れるまでに本当に人より膨大な時間がかかったように感じる。
昔の私は今より完璧主義思想を強く抱いていたために、『これからも動画を作っていきたいけど、まずはペンタブで絵を描けるようになってからしよう!』って考えていたんですよ。
おそろしいな
クレしんのしんちゃんだって「やりたいことやれば?だって毎日がお稽古。」って言ってて
しゅごキャラの亜夢ちゃんだって「やりたいようにやればいいじゃん? 1つだけじゃつまんない!」って言ってくれてるのに私のすきなアニメの言葉が何1つ心に響いてなくて、心底呆れる。
そんな私が 失敗を恐れて、階段のようにステップアップしていくよりも、多少成長が遅くとも両方一気に進めていくほうが生産性のあることだと知るのは、まだまだ先のお話で…。
一章の話はペンタブでのデジタル絵のお話。
うごメモからデジタル始めるなら板タブじゃなく、液タブのほうがいいのでは??って思いません??
そうなんですよ!私もそう思うんですけど、当時はまだ液タブが出てきたころで素人で使ってる人はあまりいなくて、30万とかそれ以上してたんしゃないかな。スマホ持ってる人がクラスに1人いるかな?ぐらいの時だし、おぼろげ。
なので、wacomの板タブとイラストスタジオ(後のクリップスタジオ)で描きはじめた私ですが、私の絵を長年見てくださっている方なら感じているはず恐ろしい話。ほぼほぼ絵柄がかわっていないんですね…。
じゃあ慣れるまで何につまづいたのかというと、最大の課題は『色』。
うごメモは2色しか使えないし アナログは色鉛筆マンだったことで、今まで限られた色の中でしか絵を描いてこなかったことが、無限に色が存在するデジタル絵では仇となったのです。
そんな私がペンタブで初めて描いた絵がこちら。
とってもとっても色がうるさい。
正直色なんて感覚の域だし、流行り廃れも好みも存在する。
でも法則もきちんとある。扱い方さえ分かれば、自分のカラーパレットを作って色を安定させていける。
配色アイディアや色辞典なんかの本も出ているし、色彩検定受けて勉強するのも価値があるから転がってるもの拾い残さず拾っていきたいよね。
こう書いていると 簡単そうに聞こえるようだし、実際なんだこんなことかって自分でも思うが、私は配色に加えてレイヤーの効果やら photoshop,イラレなんかをある程度理解して触れるこの段階まで来るのに ペンタブを始めてから2年もかかっていた。
また、それと同時に『動画を作りたい』という気持ちが挫折感から薄れ、その方向とは違う 学校で学んでいるデザインや商品企画へとのめりこんでいくのだった。
しかし、そんなある日 あることをきっかけに動画制作を試みることとなるのです。
>次回から、最近の話。 後編へ続く⇨http://hikarinn0915.hatenablog.com/entry/2018/07/25/053852
2/26*2015
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